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レザークラフト用語集 さ行 ホームページで使われているレザークラフトの用語・専門的な言葉の意味が
一般の方々には多少聞きなれないものございますので
僭越ながらよく使われる言葉を出来るだけ分かりやすく解説してみました。

ただし個人的な見解や捉え方もございますので、万が一誤解を招く場合もあるかと思いますが
予めご了承の上、ご覧頂きますようお願い致します。

また表記に誤字、間違い、説明不足などのご指摘がありましたら
お手数ですがご連絡宜しくお願い致します。
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サドル・レザー
サドル・レザー(Saddle Leather)とは、アメリカなどで馬の鞍(サドル)に使われている牛革の事で
正確にはタンニン鞣しのヌメ革(素仕上げ革)です。

一般的に通常のヌメ革との違いは「オイルやロウなどの油脂を含ませて艶のある仕上がりになっているのがサドルレザー」と言われていますが
サドルレザーの定義自体が曖昧な為、タンナーや皮革販売業者の判断に委ねられている場合が殆どで
サドルレザーと「グレージング(磨き)したヌメ革」や「オイルを含ませたヌメ革」等の違いを正確に区別することは出来ないのが現状です。

ただアメリカの老舗タンナーのハーマンオーク社からも「サドル・レザー」が販売されており
こちらの皮革は古くからアメリカで馬の鞍(サドル)に使われているので「サドル・レザー」という名称でも間違いないと思います。

※サドルレザーの事を「多脂革」という場合もあり
油脂が多い分「艶があり綺麗にエイジング(日焼け)する革」という位の認識でも構わないと思います。
ハーマンオークレザー 5mm厚 約190デシ 1デシ158円 無地 1枚
シニュー/イミテーション・シニュー
シニュー(Sinew)は本来
鹿やバッファローなどの動物の腱を割いて糸状にした物を言うのですが、現在は入手が困難という事もあり殆ど見かける事がありません。
そこで天然のシニューに似せた人工のイミテーション・シニュー(Artificial Sinew)が一般的にシニューと呼ばれ使われております。

イミテーション・シニューは細いナイロン糸の束に蝋(ワックス)をたっぷり染込ませてあり
手縫いで使う糸の中で最も強度のある糸と言われています。
またシニューはミシンでは扱うことが出来ないので
シニューを使ってある製品は手縫いで縫製された製品の証でもあるのです。

Eighteen Leatherでは基本的に全ての製品にシニューを使用して製作しております。
シニュー  約200m  ナチュラル
シニューヘヴィタイプ ナチュラル 270m
鹿革
鹿革はディアスキンとも呼ばれ、レザークラフトで頻繁に使われる皮革の一つです。
アメリカ・インディアンを代表するネイティブ・アイテムにも欠かすことが出来ないディアスキンですか
日本でも古来から武具に使われるなど、意外と日本人に馴染みが深い革なのです。

ディアスキンは「しなやかさと強度を併せ持ち、通気性も良く水にも強い」といった特徴があり
薄く漉いても細くしても強靭なのでレザークラフトでは「鹿紐」としても重宝しています。
レザークラフト以外にも衣服や手袋・剣道で使われる竹刀の持ち手部分など幅広い分野で使われています。

また純白のディアスキンが良く使われているので「鹿革=白」というイメージが強いのですが
染色する事が可能なので赤や青、紫やピンクといった豊富なカラーバリエーションの色鹿革もあります。

それと「バックスキン」と呼ばれている起毛革がありますが 、実は「革の裏=BACK SKIN」ではありません。
バックスキンとは本来鹿革の吟面(表)を毛羽立たせた革のことで、英語で「BUCK SKIN(鹿革)」と書きます。
なので、裏革を起毛した革を正確には「スウェード/ベロア(起毛した毛の長さで変わります)」と呼びます。
ちなみに吟面(表革)を起毛させたものはヌバックと呼ばれます。

※ヘラジカなどの大きい鹿革は「エルクスキン」呼ばれディアスキンと区別されています。
鹿革ディアスキン 1.3mm厚 112デシ 1デシ131円 全6色 1枚
鹿革レース吟付  3mm巾×90cm  ベージュ/黒/焦茶/キャメル 1本
エルクスキン 1.8mm厚 約130デシ 1デシ126円 全5色 1枚
写実的カービング
革の表面に模様を彫り刻む「レザーカービング」
中でも代表的なのが花・植物をモチーフにした「フラワー・カービング」ですが
フラワー・カービング以外にも様々なスタイルのカービングがあり
その中でも独特な技法なのが「写実的カービング=フィギュア・カービング(Fugere Carving)」です。

フィギュアという言葉は「スケート」や「アニメ等のキャラクターの人形」などに良く使われていていますが
本来は「人の形をしたもの」という意味があります。
レザークラフトでは「フィギュア・カービング=写実的なカービングのスタイル」として使われています。
「写実的=リアル」という解釈なので
フィギュア本来の意味である人物以外にも動物や物・風景などもフギュア・カービングのモチーフとなります。

そしてフィギュア・カービングが独特な技法なのは
フラワー・カービングで使用する刻印以外に様々なフィギュア・カービング専用刻印を使い
カーバー(カービングをする人)の感性でいかに対象物を表現するかが重要になる技法だからです。
なので同じ対象物をカービングしても一人一人表現がまったく違う仕上がりになるのも
フラワーカービング以上にフィギュア・カービングの魅力の一つだと思います。
それに加えモデラーのテクニックやカラーリングが仕上がりの重要な要素になるのも特徴です。

デザインから仕上げまでかなり日数を要するので量産品には殆ど見かけることがありませんが
ハンドメイドのレザークラフトだからこそ出来るカービング技法の一つであると思います。
続フィギアーカービング  アルスツールマン
フィギュアー用モデラ
透かし彫りカービング
透かし彫りカービングは、フィリグリー・カービング(Filigree Carving)とも呼ばれるレザーカービングの技法の一つで
カービングしたバックグラウンド(植物の背景となる部分)などを部分的に切り抜き
趣の違う皮革(パイソンや色革等)をインレイ加工して、切り抜いた部分から見せることで
通常のカービングでは得られない立体的な表情に魅せています。

手順としましては、透かし彫りしたい部分にハトメ抜きなどで大まかに穴を開け
インダストリアルナイフや細いカッターナイフ等で、周りを傷つけないように十分に注意しながらカット
切り抜いた全てのコバ(切断面)を仕上げます。

フィリグリー・カービングは数あるカービング技法の中でも特に集中力や時間の掛かる技法なので
様々なレザークラフトメーカーの代表作にあたるフラッグシップモデルなどに採用されている事が多いようです。
ナイフセット
ハトメ抜き  10号:3.0mm
スタンピング
スタンピングは皮革の表面に模様を入れる技法のひとつ。

お好みの絵柄の刻印を打つ(スタンプする)だけでオリジナリティーのある作品が簡単に出来るのが魅力です。
様々な刻印を組み合わせて多種多様な模様を表現する事も出来ます。
編んだようにみえる柄の「バスケット」もスタンピング技法のひとつです。
サンバースト N301 9mm

エキストラスタンプ E684 14mm
エキストラスタンプ E571 13mm
ニュースタンプ K159 20mm
バリーキング刻印 バスケット BK83-99 10.5mm
セグマスナップ
セグマスナップ(アメリカン・セグマスナップ)は主にアメリカでベルト等に使用されるホック。

ジャンバーホックともバネホックとも違い、頭の丸みが少なく小振りなのが特徴です。
専用の打ち具と打ち台が必要になりますが、一般的なホックとは一味違った印象になりますので
拘りのある方にお勧めです。

当工房ではバックルを取り外せるベルトの際に使用しております。
セグマスナップ ニッケル 10ヶ
スナップ打ち具セット
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